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電子デバイス

最近のクルマには必ず何かしらの「電子デバイス」が装備されています。その内容はいろいろな種類がありますが、クルマを安全に、安定的に、より扱いやすくするために、駆動力や制動力などを電子制御するものです。

登場したばかりの頃は、走りの楽しさをスポイルしたりと、ありがたくない存在でしたが、プログラムや制御を司るコンピューターの進化などにより、大きく進化を果たして現在のシステムでは、むしろそれらを積極活用した方が速く走れたりします。

電子デバイスによって速さを極めたランエボの圧倒的な動力性能の高さは、ACDやAYCなどといったご自慢のデバイスによる部分も大きく、効果の高さはコンペティションでも実証されています。

逆にそうしたデバイスをほとんど採用せずピュアな走りにこだわったS2000のようなクルマもあり、その採用にはメーカーや車種によっても考え方が異なります。

電子デバイスの種類

ABS(各車種)は、アンチロックブレーキシステムの略、フルブレーキ時に車輪のロックを防ぐことで、車両の安定を図るとともに操舵を可能にするものです。ウェットなど低μ路面で効果が高いですが、最近ではサーキットでもあった方が有利とされています。ヒューズを外せばキャンセルは可能です。

TCS(各車種)は、トラクションコントロールシステムのことです。パワーが掛かりすぎないよう電気的にコントロールし、駆動力を効率的に路面に伝える装備です。車種によって解除の方法は異なりますが、大抵の場合は解除スイッチがどこかに設置されており、位置や方法は説明書等で確認できます。

VDC(Z33・GDBなど)は、ピークルダイナミクスコントロールのことです。日産やスバルが採用するトラクションコントロール。横滑りを感知して、安定性を向上させます。スイッチによって解除することができますが、スバル車では作動時でもある程度のコントロールを受け付けるセッティングがされています。

DSC(SE3P・NCEC)はダイナミックススタピリティコントロールの頭文字を並べたもので、マツダが採用するトラクションコントロールデバイスの1種。解除スイッチで解除することが可能ですが、かなり高度なセッティングがされているため、解除すると途端に車両が不安定になることもあります。

ACD(CT9A)は、アクティブセンターデフのことです。三菱が誇る電子制御センターデフで、エボWから採用されています。駆動力の旋回性を高次元で両立します。競技でも活用する高い完成度を持つシステムだけに、解除するメリットはなく、社外のCPUによって効きの調整などセッティングも可能です。

AYC(CT9A)は、アクティブヨーコントロールのことです。三菱の電子制御駆動力配分装着付デフで、旋回中の左右の駆動輪に回転差をつけ、旋回性を向上させます。ラリー競技などでは使わない場合もあるようですが、基本的にはあった方がメリットが大きいです。

DCCD(GDB)は、ドライバーズコントロールセンターデフのことです。インプレッサに採用される、センターデフのロック率を運転席からコントロールできる装置。クルマの進化に合わせて進化を果たしている部分であり、解除してしまうのはもったいないです。社外のCPUでチューニングすることも可能です。

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